PATHを通すとは?
PATHを通すとは?
環境変数については触れずに説明する。正確な言葉よりも分かりやすさを優先
macでの解説
・調べようと思った背景
ローカル環境構築の時のこと。異なるバージョンのPHPをインストールしてあり、後からインストールした最新版のPHPを使用したい場合に、「PATHを通す必要がある」との文言があった。
よく聞くフレーズなので、せっかくなので調べてみようかと思った次第
・「PATHを通すとは?」の結論
別のフォルダにある実行ファイルでも、コマンド入力で実行できるように設定すること
・解説
ターミナルでコマンド実行時、まずは以下の手順が行われる。
①カレントディレクトリ内に合致する実行ファイルがあるか確認。コマンドと合致する実行ファイルがあれば、実行される。
ない場合、
②「PATH」という変数に書かれたアドレスのフォルダを、最初から全部みる。見ていくフォルダに実行ファイルがあれば実行するし、なければエラーになる。
以上の手順が行われることのポイントは2点。
①コマンド入力によりファイルを実行可能にするには、「PATH」に実行ファイルのアドレスを記載する必要がある。
②同じコマンドについて複数の実行ファイルのアドレスが記載されていた場合、上にあるものが優先される。
PHPはインストールの際にPATHを通すように指示される。
なので、例えば元々5系のPHPがインストールされている状態で7系をインストールした。これだけだと、PATHが通ってないのでphpのコマンドでバージョンを調べても、5系の方が参照されてしまう。そのため、インストールした後に7系のPHPにPATHを通す必要がある。
・PATHを通す方法
「echo 'export PATH="必要なアドレスを入力:$PATH"' >> ~/.bash_profile」
をターミナルで入力して下さい。
解説すると、
「echoコマンド」→文字列を出力するコマンド。画面上に出力することもできるが、「>>」の記述があるので、今回は「指定したファイルに文字列を追記する」という役割
「'export PATH="必要なアドレスを入力:$PATH"'」→設定ファイルの「bash_profile」に追記する文字列。exportコマンドが「PATH」変数を設定する。という役割
「~/.bash_profile」→「PATH」変数などの設定ファイル
簡単だが、以上!